2013年7月22日月曜日

Cr-mo

クロモリ素材って知っていますか?
正式名称はクロモリブデン鋼と呼ばれる金属です。
自転車のフレームでは100年の歴史を持つ素材になります。
FOLKではこの、クロモリという素材を使用したフレームを生産しています。

自転車のフレームには主に鉄、アルミ、カーボン、チタンといった素材が用いられます。
カーボンやチタンといった素材は非常に高級な素材になり、自転車の販売価格としてもマニアックな値段になってしまいます。そこで主に使用されるのが鉄とアルミになってきます。あれ?クロモリは?
クロモリとは鉄の種類のひとつになります。クロモリ以外にもハイテンといった素材が自転車には使用される事が多いです。
何故FOLKではクロモリ素材を用いているのか。
クロモリ素材は軽量でありながら強度も凄く高い素材だからです。似た素材のハイテンでは最初は綺麗でも数年経った時にフレーム自体にガタが出てしまいますが、クロモリでは大切に乗ればずっと乗り続ける事が出来るからです。
実際にFOLKの母体ともなるARESBIKESのPRO RIDERが乗るバイクは全てクロモリ素材のフレーム、フォーク、ハンドルを使用しています。ハイテンではすぐに壊れてしまいます。せっかくお金を払って自転車を買うのであれば1,2万円でも高く払ってクロモリ素材の自転車を選ぶ事をおすすめします。またすぐ買うのは誰だって嫌だと思いますので。
え?なんでアルミじゃないの?
アルミはクロモリよりも若干強度は落ちますが、すごく軽量でこちらもアーバンバイクとしては良い素材です。近年ではロードレース、MTBなどのレース市場ではカーボン素材が支流となっていますが、数年前まではアルミフレームが支流だったくらいです。アルミとクロモリを比較したとき、パイプの太さと素材の硬さが挙げられます。
アルミはクロモリに比べて、素材としては軽量な分、強度も弱いので素材が肉厚になり太いチュービングを用います。クロモリは強度が高いため、アルミよりも肉薄で細いチュービングを使用出来ます。
アルミは比較的硬く、クロモリは柔らかい特色があります。硬いと自分の漕いだ力がダイレクトに伝わります。柔らかいとちょっとした段差などでも手首にかかる負担が減少されます。
ここまで来ると正直、乗り手の好みだとは思いますが、早く走るならアルミ、気持ちよく走るにはクロモリと言った所でしょうか。ちなみにクロモリでも十分スピードはでますけどね。


これから自転車を買おうと考えている方はそんな雑学も少しだけ頭に入れて、自分の気に入ったBIKEを選んで頂ければと思います。